チベットラサ チャクポリ(薬王山)

- 薬王山はチベット名でチャクポリと呼ばれ、「山の角にある山」を意味する。ラサのポタラ宮広場の西側にあり、海抜は3725メートルである。人民元50元バックの写真は薬王山から撮ったポタラ宮である。

- 17世紀末に、第巴・桑結嘉措という人はチベット医学を発展させるために、山の上に門巴扎倉という病院を作り出し、各寺院から僧侶を選んでここで医薬知識を学んだ。中には薬王仏像が供えられているから、薬王廟だと呼ばれ、薬王山とも呼ばれてきた。薬王とはお釈迦様の変身であり、すべての病気を治せるという。

- 昔は薬王廟にチベット医者が沢山集まり、チベットで最高の学府だけでなくて、ダライラマ専用の医者もここに住んでいた。20世紀60年代以降、門巴扎倉医院は門孜康と合併し、今のチベット医院となってきた。

- 薬王山はラサでもっとも伝統ある巡礼路のひとつで、チベット暦4月15日のサガダワ祭り(涅槃会)の日には、巡礼者たちがたくさんのマニ石やヤクの頭蓋骨を携えてやってきて、山のうえに供えてゆく。

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タクラルプク石窟
タクラルプク石窟は薬王山の東側の険しい斜面の中腹にあり、変わった形をした洞穴式の廟で、全体が不規則な長方形をしていて、面積はたった27平方メートルほどである。石窟の入口の中央には石柱が立ち、石柱と壁の間が狭い巡礼路となっていて、そこに69尊の石刻像があり、そのなかにはチベットの王であったソンツェンカンボ像や文成公主像が供えられている。 石窟は小さいが、ソンツェンカンボの時代(7世紀)に開鑿が始められたもので、すで1300年あまりの歴史をもつ。幾度かの盛衰をへたものの、いまだによく保存されている。 
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薬王山の石刻
薬王山の摩崖石窟はラサに長い間存在し続け、もっとも古い物はソンツェンカンボの時代まで遡る。長い年月のあいだに薬王山の石刻像は長さが千メートルにも及ぶようになり、垂直の壁面の上には経文や色とりどりの仏像がひしめきあっていて、驚くべき雄大さである。
